大決戦
2001年7月3日人生どうしても戦わなければならない時がある。それが、どんなに苦しくても。
今朝、その決戦の時がやってきた。
場所は汽車の中、相手は腹痛であった。
通学中、丁度汽車が半分ほどの道のりを通過したとき、奴らはやってきた。
最初は、じわじわと痛み出した。まだこの時点では汽車には余裕があり、途中下車するのもトイレのある車両に行くのもできた。しかし、私もまだまだ余裕であり、痛みが引くのを平然と待った。
まずは、私の勝利である。
しかし、奴らは時と共に威力を増して行くものであった。汽車が混みだしてきて超満員となりだして来た時、激痛が私を襲った。身動きも取れず、蹲り必死に腹を温め痛みを和らげようとした。
不意に、痛みが遠のいて行く。しばし、休戦。
だが、奴らは諦めてはいない。その証拠に断続的に私にその後も襲い掛かってきた。
ちんんたら、ちんたら走る普通列車の中、必死に終点を求めた。
汽車から私が降りて、トイレにでも行くかと思ったとき、奴らはいなくなっていった。
あっけない、勝利?であった。
完
今朝、その決戦の時がやってきた。
場所は汽車の中、相手は腹痛であった。
通学中、丁度汽車が半分ほどの道のりを通過したとき、奴らはやってきた。
最初は、じわじわと痛み出した。まだこの時点では汽車には余裕があり、途中下車するのもトイレのある車両に行くのもできた。しかし、私もまだまだ余裕であり、痛みが引くのを平然と待った。
まずは、私の勝利である。
しかし、奴らは時と共に威力を増して行くものであった。汽車が混みだしてきて超満員となりだして来た時、激痛が私を襲った。身動きも取れず、蹲り必死に腹を温め痛みを和らげようとした。
不意に、痛みが遠のいて行く。しばし、休戦。
だが、奴らは諦めてはいない。その証拠に断続的に私にその後も襲い掛かってきた。
ちんんたら、ちんたら走る普通列車の中、必死に終点を求めた。
汽車から私が降りて、トイレにでも行くかと思ったとき、奴らはいなくなっていった。
あっけない、勝利?であった。
完
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